Prometech Simulation Conference
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Prometech Simulation Conference 2015

~ Create the future  進化するものづくり ~
併催企画「GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing」
2015年9月17日(木) 虎ノ門ヒルズフォーラム
プロメテックはこれまで3回のPrometech Simulation Conrferenceを開催し、年々規模を拡大してきました。今回は、「~ Create the future 進化するものづくり ~」をテーマに、次の時代を切り拓く最先端シミュレーション技術、近年著しい進化を遂げつつある人工知能、そしてそれらを支えるハードウェア・プラットフォーム技術の現在、そしてこれからの展望をご紹介します。
招待講演には、人工知能研究の第一人者、東京大学 松尾豊准教授をお迎えします。今後どのように私たちの社会、ビジネスに人工知能が関わってくるのか、最新の研究動向から今後の展望についてご講演いただきます。特別講演は、株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充様にご登壇いただきます。ミドリムシに着目してユーグレナを設立された経緯やこれまでの成長の軌跡、そして新たに取り組まれているバイオ燃料ビジネスについてご講演いただきます。「粒子法 産業応用セッション」では、産業界へ導入が進む「Particleworks」の活用事例についてユーザー様よりご講演いただきます。「粒子法アカデミックセッション」では、大学における粒子法シミュレーションの最新研究についてご発表いただきます。
併催する「GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing」では「GPUテクニカルセッション」、「CUDAチュートリアルセッション」の2セッションを行ないます。「GPUテクニカルセッション」は、GPUコンピューティングをはじめ、ディープ・ラーニング研究者に、最新の研究成果をご講演いただきます。「CUDAチュートリアルセッション」は、エヌビディアCUDAエンジニアが、翌日に開催される「GTC Japan 2015」の内容を一部先出しして情報提供いただきます。「GTC Japan 2015」とともに「CUDAチュートリアルセッション」もぜひご活用ください。翌日9月18日(金)には、同会場でエヌビディア社主催の「GTC Japan 2015」が開催されます。CUDAチュートリアルセッションは「GTC Japan 2015」と同一内容を準備しております。翌日の「GTC Japan 2015」のプログラムと組み合わせてのご参加もぜひご検討下さい。
GTC Japan 2015 URL: http://www.gputechconf.jp
未来のものづくりを語り合う「Prometech Simulation Conference 2015」にぜひご参加ください。
プロメテック・ソフトウェア株式会社

招待講演・特別講演・基調講演

招待講演

Prometech Simulation Conference 午前の部(全セッション共通)
10:15-11:00(45分)
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第3世代のAI ≪ディープラーニング≫
~人工知能は私たちの社会・ビジネスをどう変えるのか~


東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 准教授
松尾 豊 先生

  • 講演概要
  • プロフィール
本講演では、人工知能の最新動向、特にディープラーニングを取り巻く状況について述べます。人工知能の歴史を紐解きながら、ディープラーニングのもつ意義を解説し、今後の研究の進展について概観します。また、こういった人工知能の変化が、今後、どのように社会や産業を変えるのか、人工知能の未来について解説します。​
東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 准教授。専門は人工知能、ウェブ工学。
1997年東京大学工学部卒業、2002年 同大学院 博士課程修了。博士(工学)。
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産業技術総合研究所、スタンフォード大学を経て、2007年より現職。人工知能学会 編集委員長を経て2014年より倫理委員長。
シンガポール国立大学客員准教授。著書に「人工知能は人間を超えるか -ディープラーニングの先にあるもの」など。​

特別講演

Prometech Simulation Conference 午前の部(全セッション共通)
11:00-11:45(45分)
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僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。


株式会社ユーグレナ 代表取締役社長
​
出雲 充 様

  • 講演概要
  • プロフィール
21世紀を迎え、近い将来必ず直面するといわれている食料問題や環境問題。株式会社ユーグレナは微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の屋外大量培養に2005年、世界で初めて成功し、ミドリムシを広める技術を確立しました。ミドリムシは59種類もの豊富な栄養素を含んでおり、機能性食品やサプリメントへ活用しています。またミドリムシが含有する油脂がバイオ燃料に適していることから、バイオジェット燃料やバイオディーゼル燃料への研究開発も行っています。ミドリムシを用いて世界の食料問題、そして環境問題の解決への貢献を目指す当社の取り組みについてご紹介します。​
東京大学農学部卒、2002年東京三菱銀行入行。2005年8月株式会社ユーグレナを創業、代表取締役社長就任。
同年12月に、世界でも初となる微細藻ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leader選出(2012年)、第一回日本ベンチャー大賞「内閣総理大臣賞」(2015年)
受賞。 著書に『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』(ダイヤモンド社)がある。

基調講演

Prometech Simulation Conference 午後の部
17:00-17:40(40分)
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粒子法シミュレーションの最前線2015


東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授
越塚 誠一 先生
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  • 講演概要
  • プロフィール
MPS(Moving Particle Simulation)法に関して、アルゴリズム、表面張力モデル、混相流モデル、および高速化手法に関するこれまでの研究をまとめて紹介します。さらに、関連学会(日本機械学会計算力学講演会および計算工学講演会)で発表された粒子法に関する最新の研究動向について紹介します。
1984年 東京大学工学部原子力工学科卒業
1986年 同上修士課程修了
東京大学助手
1991年 博士(工学)
講師
1993年助教授
2004年教授(~現在)
2005年プロメテック・ソフトウェア株式会社 取締役(~現在)​

【併催企画】GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing​

NVIDIA講演

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
17:00-17:40(40分)
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エヌビディアGPUが加速するディープラーニング
~画像認識から自動運転まで~


エヌビディア プラットフォームビジネス本部 CUDAエンジニア
村上 真奈 様
  • 講演概要
ディープラーニングは近年、画像認識の分野で、その高い認識精度から大変注目を集めている技術です。音声認識や自動運転など画像認識の分野以外への応用が進んでおり大変期待されています。GPUコンピューティングはディープラーニングにおいて不可欠な技術です。このセッションでは、ディープラーニングの最新事情および、エヌビディアのディープラーニングへの取り組みについて、GPUが不可欠である技術的背景と共にご紹介します。エヌビディアのディープラーニング関連ソフトウェアの最新情報もご紹介する予定です。​

開催概要

日 時
2015年9月17日(木) 10:00 - 19:00  *受付9:30より
会 場
虎ノ門ヒルズフォーラム 5階
​〒105-6305 東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー 5階
​アクセス:銀座線「虎ノ門駅」1番出口 徒歩5分
M A P
参 加 費
無料(懇親会含む) *事前登録制となります。
定 ​員
500名  *定員になり次第、締め切らせていただきます。
主 ​催
プロメテック・ソフトウェア株式会社
共 ​催
G-DEP 日本GPUコンピューティングパートナーシップ
ダイヤモンドスポンサー
エヌビディア合同会社
プラチナスポンサー
株式会社構造計画研究所
ゴールドスポンサー
富士通株式会社
菱洋エレクトロ株式会社
シルバースポンサー
日本マイクロソフト株式会社
株式会社ユーグレナ
ファンクションベイ株式会社
株式会社アスク
Infiniware株式会社
ダッソー・システムズ株式会社
サイバネットシステム株式会社
株式会社ファソテック
株式会社アーク情報システム
広告スポンサー
NAFEMS LTD.
株式会社ソフテック
トーワ電機株式会社
ローグウェーブ ソフトウェア ジャパン株式会社
株式会社サイコム

Program & Summary

Prometech Simulation Conference
午前の部
受付 9:30-10:00(30分)
開会ご挨拶 10:00-10:15(15分)
プロメテック・ソフトウェア株式会社
代表取締役社長
藤澤 智光
招待講演 ​10:15-11:00(45分)
第3世代のAI ≪ディープラーニング≫ ~人工知能は私たちの社会・ビジネスをどう変えるのか ~
東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻
准教授
松尾 豊 先生
特別講演 ​11:00-11:45(45分)
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。
株式会社ユーグレナ
代表取締役社長
出雲 充 様
昼食休憩 ​11:45-13:00(75分)
Prometech Simulation Conference
午後の部
GPU Computing Workshop
for Advanced Manufacturing
粒子法
産業応用セッション
粒子法
アカデミックセッション


オーガナイザー:
東京大学 工学院研究科 講師 柴田 和也 先生
GPUテクニカルセッション

オーガナイザー:
長岡技術科学大学 特任准教授 出川 智啓 先生
CUDAチュートリアルセッション
事例講演 1
​13:00-13:30(30分)
粒子法研究 1
​13:00-13:30(30分)
講演 1
​13:00-13:30(30分)
Session 1
​13:00-14:00(60分)
Particleworks使ってるよ。生産現場のあんなとこやこんなとこ。
株式会社資生堂
生産技術開発センター
参事

横川 佳浩 様
血栓症のバイオメカニクスモデリングとシミュレーション
千葉大学大学院
工学研究科 人工システム科学専攻 教授
坪田 健一 先生
CUDA Fortranの利便性を高めるFortran言語の機能
長岡技術科学大学 特任准教授
出川 智啓 先生
CUDA7.5アップデート&プログラミング入門(初中級者向け)
エヌビディア
プラットフォームビジネスオペレーション本部
シニアCUDAエンジニア
森野 慎也 様

菱洋エレクトロ株式会社
CUDAエンジニア
石井 琢人 様
事例講演 2
​13:30-14:00(30分)
粒子法研究 2
​13:30-14:00(30分)
講演 2
​13:30-14:00(30分)
化学プロセスにおける粒子法適用事例(Particleworks SDKによる詳細モデルの組込)
三菱化学株式会社​
黒崎事業所 開発研究所
主任研究員

菊地 康晴 様
MPS法による原子炉過酷事故時の溶融物挙動解析
早稲田大学 理工学術院
先進理工学研究科 共同原子力専攻 専任講師
山路 哲史 先生
CUDA C/CUDA Fortranの併用とそのベンチマーク事例
岐阜大学
工学部 機械工学科 准教授
永井 学志 先生
コーヒーブレイク ​14:00-14:20(20分)
製品紹介 1
14:20-14:50(30分)
粒子法研究 3
14:20-14:50(30分)
講演 3
14:20-14:50(30分)
Session 2
14:20-15:20(60分)
Particleworks Updates & Highlights, 新製品『DEM Lab』 のご紹介
プロメテック・ソフトウェア株式会社
製品開発部
船舶海洋工学分野における粒子法の応用について
神戸大学大学院
海事科学研究科 海事マネジメント科学講座 准教授
橋本 博公 先生
OpenACCを用いたプログラムの並列化と最適化
東京大学
情報基盤センター 助教
大島 聡史 先生
エヌビディアが提供するCUDAライブラリ(初中級者向け)
エヌビディア
プラットフォームビジネスオペレーション本部
CUDAエンジニア
村上 真奈 様
事例講演 3
14:50-15:20(30分)
粒子法研究 4
14:50-15:20(30分)
講演 4
14:50-15:20(30分)
DEMシミュレーションにおける粉粒体の混合度を評価する方法の検討
月島機械株式会社
産業事業本部 プラント計画部
中田 洋一 様
巨大津波被害予測に向けたマルチスケール・フィジックス粒子法解析
九州大学大学院
工学研究院 社会基盤部門 准教授
浅井 光輝 先生
GPUを用いたN体シミュレーション向けの実践的テクニック
筑波大学
計算科学研究センター 研究員
三木 洋平 様
休憩 15:20-15:40(20分)
事例講演 4
​15:40-16:10(30分)
粒子法研究 5
​15:40-16:10(30分)
講演 5
​15:40-16:10(30分)
Session 3
15:40-16:40(60分)
Particleworks(MPS法)を用いた流体撹拌における抵抗値の予測と評価
株式会社丸山製作所
油橋 信宏 様
Particleworksを用いたレーザ溶接のモデリング
東京大学大学院
工学系研究科 機械工学専攻 講師
長藤 圭介 先生
ディープラーニングの映像認識への応用
東京大学大学院
情報理工学系研究科 創造情報学専攻
西田 典起 様
CUDAデバッグ&プロファイルガイド(中上級者向け)
エヌビディア
プラットフォームビジネスオペレーション本部
シニアCUDAエンジニア
森野 慎也 様
事例講演 5
​16:10-16:40(30分)
粒子法研究 6
​16:10-16:40(30分)
講演 6
​16:10-16:40(30分)
自動車エンジン用ブリーザシステムのオイル分離挙動予測へのParticleworks適用事例
株式会社本田技術研究所​
四輪R&Dセンター ARD
芳賀 誠 様
粒子法の要素技術
東京大学大学院
工学系研究科 システム創成学専攻 講師
柴田 和也 先生
GeSdA – GPUによるディープラーニングの実装と応用 –
東京大学
工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任講師
中山 浩太郎 先生
休憩 16:40-17:00(20分)
基調講演
​17:00-17:40(40分)
NVIDIA講演
​17:00-17:40(40分)
粒子法シミュレーションの最前線2015
東京大学大学院
工学系研究科 システム創成学専攻 教授
越塚 誠一 先生
エヌビディアGPUが加速するディープラーニング ~ 画像認識から自動運転まで ~
エヌビディア
プラットフォームビジネス本部
CUDAエンジニア

村上 真奈 様  
閉会ご挨拶
17:40-17:50(10分)
閉会ご挨拶
17:40-17:50(10分)
東京大学・東洋大学 名誉教授
 IACM(国際計算力学連合)元会長
​プロメテック・ソフトウェア株式会社 名誉顧問

矢川 元基 先生
エヌビディア
エンタープライズ ビジネス事業部長

杉本 博史 様
懇親会
17:50-19:00(70分)
懇親会の会場は展示会場で行ないます。
※プログラムは予告なく変更することがございます。

スポンサー&展示製品のご紹介

本カンファレンスは、多くのスポンサーの皆様に支えられて開催しております。
​皆様のご支援とご協力に心より感謝申し上げます。
共催

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GDEPソリューションズ株式会社

ダイヤモンドスポンサー

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エヌビディア合同会社

NVIDIA Tesla
世界最速のGPUアクセラレータTesla K80と、GPUが加速するディープラーニングについてご紹介します。
プラチナスポンサー

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株式会社 構造計画研究所

粒子法Particleworks×SDK×格子法FloEFDが実現する新たな可能性​
粒子法Particleworksは、SDKを用いることで独自の物理モデルを組み込むことが可能になります。
構造計画研究所ブースではSDKを用いた解析事例や、粒子法Particleworksと格子法FloEFDの連成事例をご紹介いたします。
ゴールドスポンサー

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富士通株式会社

FUJITSU Server PRIMERGY
富士通は、最新PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY」で構成されたPCクラスタ環境をご紹介いたします。
Particleworksをはじめとした様々なアプリケーションを、その高い品質・拡張性からお客様が安心かつ快適に利用することが可能です。
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菱洋エレクトロ株式会社

NVIDIA Jetson TK1/Quadro
NVIDIA Jetson TK1開発キットは、GPUのパワーを組み込みアプリケーション用に開発するのに必要なものをすべて提供します。CUDAを使用可能で、マシンビジョン、コンピュータビジョン、ロボットなど様々な用途での活用が期待できます。
Quadro最新モデルQuadro M5000/M4000を展示します。
シルバースポンサー

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日本マイクロソフト株式会社​
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ダッソー・システムズ株式会社
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株式会社ユーグレナ
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サイバネットシステム株式会社
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ファンクションベイ株式会社
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株式会社ファソテック
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株式会社アスク ​
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株式会社アーク情報システム
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Infiniware株式会社
広告スポンサー

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NAFEMS LTD.
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ローグウェーブ ソフトウェア
​ジャパン株式会社
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株式会社ソフテック
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株式会社サイコム
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トーワ電機株式会社

講演概要一覧

粒子法 産業応用セッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
13:00-13:30(30分)
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事例講演1

Particleworks使ってるよ。生産現場のあんなとこやこんなとこ。


株式会社資生堂
生産技術開発センター 参事
横川 佳浩 様

生産現場には様々な課題があります。不具合が生じた際に、その原因として、原料ロット、撹拌混合、温度調節、保管状況など様々な段階での不具合が考えられます。しかし、すべての原因が明確になるわけではなく、中には永遠のテーマとされているものも存在します。これらの課題を、現場担当者の勘をもとに熱流体解析を用い、見えない現象を可視化することで、生産プロセスの改善を試みてきました。今日は、そのいくつかの事例について紹介します。​

粒子法 産業応用セッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
13:30-14:00(30分)
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事例講演2

化学プロセスにおける粒子法適用事例(Particleworks SDKによる詳細モデルの組込)


三菱化学株式会社
黒崎事業所 開発研究所 生産技術グループ 主任研究員
菊地 康晴 様

化学プロセスにおいての流動問題において、粒子法は格子法流動解析よりも自由界面の解像度が高く、蒸発問題などに対して非常に有用です。しかしながらデフォルトでスカラーが使用できず、利用範囲は限定的でした。SDKによりスカラーが取り扱うことが出来、反応・拡散・蒸発の問題への適用が可能になりました。今回はモデル化とその検証について報告します。​

粒子法 産業応用セッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
14:20-14:50(30分)
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製品紹介​

Particleworks Updates & Highlights, 新製品『DEM Lab』 のご紹介


プロメテック・ソフトウェア株式会社 製品開発部​

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粒子法 産業応用セッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
14:50-15:20(30分)
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事例講演3

DEMシミュレーションにおける粉粒体の混合度を評価する方法の検討


月島機械株式会社
産業事業本部 プラント計画部 産業機械グループ
中田 洋一 様

粉粒体装置には、異種・異径の粒子を混合するプロセスがあります。混合プロセスの改良には、装置の構造や粉粒体の処理条件などを最適化する必要がありますが、これらは試行錯誤的に行っており、効率的な最適化が強く求められています。最適化の基礎研究として、本報告ではDEM(離散要素法)シミュレーションによる回転円筒容器内粒子の混合度について、シャノン・エントロピーを用いて議論します。​

粒子法 産業応用セッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
15:40-16:10(30分)
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事例講演4

Particleworks(MPS法)を用いた流体撹拌における抵抗値の予測と評価


株式会社丸山製作所
油橋 信宏 様

MPS法は広く工学用途において有用であることが示されており、特にMPS法は自由表面と多相流解析のために使用されています。本事例では、カムシャフトを回転させたときの流体の撹拌抵抗をMPS法により計算し、オイルの攪拌の様子とトルク値について実験結果と比較しました。その結果、オイルの挙動とトルク値の計算結果は、各回転数において実験結果とよく一致しました。さらに、計算結果の 信頼性についてはGCI(格子収束指数)法により推定しました。​

粒子法 産業応用セッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
16:10-16:40​(30分)
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事例講演5

自動車エンジン用ブリーザシステムのオイル分離挙動予測へのParticleworks適用事例


株式会社本田技術研究所
四輪R&Dセンター ARD 第1ブロック
芳賀 誠 様

自動車用レシプロエンジンには、エンジン内部に滞留したブローバイガスの換気を行うブリーザシステムが搭載されています。ブローバイガスには多量のオイルミストが含まれており、換気の際にチャンバ内部でガスからオイルミストを分離する必要があります。今回、この分離チャンバ内の気液分離挙動を粒子法によって予測し、チャンバ構造の設計に反映した事例を紹介します。

粒子法アカデミックセッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
13:00-13:30(30分)
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粒子法研究1

血栓症のバイオメカニクスモデリングとシミュレーション


千葉大学大学院
工学研究科 人工システム科学専攻 機械系コース 教授
坪田 健一 先生

重要臓器の梗塞を引き起こす病的血栓の形成は、心臓および血管内の血流と密接に関係します。本研究では、バイオメカニクスに基づく血栓形成モデルとその粒子法シミュレーション法を構築しました。本法を単心室患者の血栓症に応用した結果、心房肺動脈吻合(APC)よりも上下大静脈肺動脈吻合(TCPC)の方が、血流の停滞による静脈血栓が生じにくいことが示されました。

粒子法アカデミックセッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
13:30-14:00(30分)
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粒子法研究2

MPS法による原子炉過酷事故時の溶融物挙動解析


早稲田大学
理工学術院 先進理工学研究科 共同原子力専攻 専任講師
山路 哲史 先生

原子炉過酷事故時に炉心は崩壊熱により溶融・崩落し、圧力容器(RPV)下部ヘッドを破損させた場合には、格納容器床面へ流出します。従来の過酷事故解析コードでは溶融物挙動を正確に予測できません。MPS法は伝熱・相変化を伴う複雑な流動の解析に適しており、溶融物挙動の正確な予測により、 原子炉過酷事故の進展メカニズムの解明に大きな進歩をもたらしています。これらの最新の研究について紹介します。

粒子法アカデミックセッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
14:20-14:50(30分)
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粒子法研究3

船舶海洋工学分野における粒子法の応用について


神戸大学大学院
海事科学研究科 海事マネジメント科学講座 准教授
橋本 博公 先生

粒子法は自由表面を伴う強非線形流れの解析に適しており、船舶海洋工学分野では船舶や海洋構造物の安全性評価に適用される事例が多いです。特に、船舶への海水打ち込みや損傷事故発生時の浸水、津波による船舶の漂流、海洋構造物への異常波来襲など、従来の手法では解析が困難であった現象への応用が進んでいます。本講演ではこれらの事例を紹介しながら、船舶海洋工学分野における粒子法の利点や注意点、今後の展望について述べます。

粒子法アカデミックセッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
14:50-15:20(30分)
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粒子法研究4

巨大津波被害予測に向けたマルチスケール・フィジックス粒子法解析


九州大学大学院
工学研究院 社会基盤部門 構造解析学研究室 准教授
浅井 光輝 先生

2011年3月東北地方太平洋沖地震による津波により、橋梁の流失被害、 堤防の崩壊など公共構造物の被害が多数報告されました。たとえば橋梁流失により幹線道路が寸断され、救済活動のための迅速な人や物資の輸送、および社会インフラ構造物の復旧が遅延しました。今後危惧されている巨大地震・津波災害時には、まずは現有する都市での被害予測をできるだけ精緻に行い、今後の具体的な対策を検討する必要があります。そこで粒子法によるマルチスケール・フィジックス解析により、構造物の崩壊までを予測する試みの現状を講演します。

粒子法アカデミックセッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
15:40-16:10(30分)
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粒子法研究5

Particleworksを用いたレーザ溶接のモデリング


東京大学大学院
工学系研究科 機械工学専攻 講師
​長藤 圭介 先生

キーホール型レーザ溶接は、高速で深い溶接が可能であることから、地上輸送機器の構造体を中心にますます用いられています。しかし、溶接中の溶融部の流れや相変化、レーザ吸収状態などの物理現象は非常に複雑であり、品質予測のための解析モデルを構築するのは困難です。本講演では、鉄とアルミに関するParticleworksを用いた粒子法解析と、その有用性を検証するための実験結果を紹介します。

粒子法アカデミックセッション

Prometech Simulation Conference 午後の部
16:10-16:40(30分)
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粒子法研究6

粒子法の要素技術


東京大学大学院
工学系研究科 システム創成学専攻 講師
柴田 和也 先生

粒子法の要素技術について紹介します。具体的には、(1)なめらかな曲面境界上への粒子の配置手法、(2)空間解像度を局所的に向上させる手法、(3)楕円形の粒子モデルによる粒子数と計算時間の削減手法、(4)粒子が流脈線上に不自然に並ぶ問題の簡便な解決手法などについて、手法の詳細と有効性を示します。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
13:00-13:30(30分)
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講演1

CUDA Fortranの利便性を高めるFortran言語の機能


長岡技術科学大学
特任准教授
出川 智啓 先生

GPUの普及に伴い、これまで蓄積してきたFORTRANコードをGPUへ移植したいという要望が高まっています。FORTRANコードをGPUへ 移植するにはいわゆるCUDA Fortranを利用することになりますが、CUDA FortranではFortran 90/95 /2003等の機能を利用することができます。 本講演ではCUDA Fortranで利用できるFortran 90/95/2003の機能を紹介すると同時に、オブジェクト指向プログラミングを導入してCPUコードのGPU移植を簡略化した例をご紹介します。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
13:30-14:00(30分)
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講演2

CUDA C/CUDA Fortranの併用とそのベンチマーク事例


岐阜大学
工学部 機械工学科 准教授
永井 学志 先生

本講演では、1) Fortran77/90/95ユーザ視点からみた、CUDA C とCUDA Fortranの混合プログラミング法、および 2) イメージベーストFEMを具体例とした CUDA Fortranベンチマーク実験結果についてお話しさせて頂きます。結論は予想通り、CUDA FortranカーネルよりもCUDA Cカーネルのほうが最終チューンを掛け易く、2,3割ほど速くすることができます。ただ、もしその2,3割が気になる場合、Fortran77/90/95に慣れ親しんだ科学技術計算マジョリティにとって、Fortran77にクラシカルなCを結合して混合プログラミングすればよいだけということをお伝えします。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
14:20-14:50(30分)
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講演3

OpenACCを用いたプログラムの並列化と最適化


東京大学
情報基盤センター 助教
大島 聡史 先生

OpenACCは「OpenMPのような手軽さでGPUプログラムが作成できる」と期待されている並列化プログラミング環境です。本講演ではOpenACCを用いた並列化プログラミングについて説明し、最適化の方法について紹介します。また、実際にOpenMPアプリケーションのOpenACC化を行った結果を用いて、本当に簡単に使えるのかや、実際に使用してみて気がついた点などについても紹介します。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
14:50-15:20(30分)
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講演4

GPUを用いたN体シミュレーション向けの実践的テクニック


筑波大学
計算科学研究センター 研究員
三木 洋平 様

CUDA Cを用いてのコード開発やGPUクラスタ上で数値計算を行う際には、少しの工夫によって実装・運用が簡単になる場合があります。そこで本講演では、宇宙物理学の研究で広く用いられているN体シミュレーションを題材に、CUDA Cを用いてN体計算コードを実装した際の実装方針やテクニック、GPUクラスタ上で大規模なパラメータ探査を遂行した際に施した工夫点などについて紹介します。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
​15:40-16:10(30分)
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講演5

ディープラーニングの映像認識への応用


東京大学大学院
情報理工学系研究科 創造情報学専攻
西田 典起 様

近年の画像認識技術におけるディープ・ラーニングによる進歩は目を見張るものがあり、一部のコンペティション等では既に人間の識別性能を上回っています。そして、ディープ・ラーニングの新たな応用先の一つとして、映像認識は最近では特に注目を集めています。本講演では、ディープ・ラーニングを映像認識へ応用したいくつかの研究例を紹介し、現在研究室で行なっているジェスチャー認識の研究事例について紹介します。

GPUテクニカルセッション