Prometech Simulation Conference
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Prometech Simulation Conference 2014

The next decade of the MPS method and Prometech Software
~ ものづくりの新たな発想と可能性を求めて ~

「GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing」同時開催
2014年9月26日(金) 東京コンファレンスセンター・品川
プロメテック・ソフトウェアは、日本発のシミュレーション技術の事業化とそのグローバル展開を目的として、2004年10月に設立されました。以来、東京大学発ベンチャーとして粒子法(MPS法)・HPC技術・CG技術を結集した事業を積極的に展開し、2009年、満を持して革新的CAEソフトウェア「Particleworks」をリリースいたしました。そして本年、自動車・機械・素材・化学・電機・食品・消費財・医療・土木・防災・エネルギーなど、幅広い分野にわたる産業界の皆様をはじめ、グローバルに拡がりつつあるパートナー各社様、そして日頃よりご親交いただいている大学関係者の皆様のご支援を受けながら、10周年という大きな節目の年を迎えます。
 本カンファレンスでは、"The next decade of the MPS method and Prometech Software ~ものづくりの新たな発想と可能性を求めて~"をテーマに、新たに踏み出すこれからの10年へ向けたプロメテックの取り組みや展望、Particleworks 開発ロードマップのご紹介、製造業におけるユーザー事例の発表、大学における粒子法シミュレーション最新研究のご報告など、世界をリードし高付加価値ものづくりを実践されている製造業の皆様へ、刺激的かつ有益な情報をご提供いたします。
また、同時開催する「GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing」では、注目のNVIDIAスペシャルをはじめ、製造業へ浸透しつつあるGPUコンピューティングの最新情報や研究成果を中心に、GPUコンピューティングを「使う」から「使いこなす」ために有益な情報を発信いたします。
 Prometech Simulation Conference 2014へ、皆様を会場でお待ちしています。
プロメテック・ソフトウェア株式会社

招待講演・特別講演・基調講演

招待講演

Prometech Simulation Conference 午前の部(全セッション共通)
10:05-10:45(40分)​|  ホールA&B [5階]
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日本のものづくり これからを考える ~情報技術の視点から見た製造業の変革~


独立行政法人 科学技術振興機構 CRDS上席フェロー 
岩野 和生
 様​

  • 講演概要
  • プロフィール
クラウドコンピューティング、ビッグデータなどの情報技術(IT)の進展について触れ、それらがもたらす製造業への変革の意味を述べます。
1975年 東京大学理学部数学科卒業後、日本アイ・ビー・エム(株)入社。
1987年 米国Princeton大学Computer Science学科よりPh. D.取得。
1995年から2000年まで東京基礎研究所 所長、その後、米国ワトソン研究所をオートノミックコンピューティング担当Directorなどを経て、2002年より先進事業(Emerging Business) 担当取締役、
2004年より大和ソフトウエア開発研究所 所長を担当し、2009年より未来価値創造事業担当執行役員VP。
2011年よりスマーターシティー技術戦略担当 執行役員VP。
2012年より三菱商事株式会社 ビジネスサービス部門顧問。
2012年より独立行政法人 科学技術振興機構 研究開発戦略センター上席フェロー。現在に至る。
東京工業大学客員教授。情報処理学会フェロー、日本学術会議連携会員。IEEE、ACM、SIAM会員。

基調講演

Prometech Simulation Conference 粒子法セッション1
17:10-17:50(40分)​​|  ホールA&B [5階] ※ホールBはサテライト​
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粒子法シミュレーションの最前線


東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授
越塚 誠一 先生
  • 講演概要
  • プロフィール
粒子法はメッシュを必要としない連続体力学のシミュレーション手法で、自由表面や界面の複雑な運動を扱うことが容易です。日本は粒子法の研究の最先端を切り開いており、商用コードが開発されて産業への適用も進んでいます。ここでは日本および海外での粒子法シミュレーションの研究の最前線についてご紹介します。
2004年 東京大学大学院 工学系研究科 システム量子工学専攻 教授
2005年 プロメテック・ソフトウェア株式会社 取締役
2006年 東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授
2008年 上海交通大学 客員教授
<主な受賞>
2003年 日本原子力学会 賞論文賞特賞
2004年 日本機械学会 計算力学部門業績賞
2006年 日本学術振興会賞
2010年 日本計算工学会 川井メダル

【同時開催】GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing 基調講演

GPU基調講演

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing 基調講演
17:10-17:50(40分)​​|  会議室501 [5階]
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マルチGPUの活用を簡単にする仮想化技術​


電気通信大学 情報理工学部 情報・通信工学科 教授
成見 哲 様
  • 講演概要
  • プロフィール
並列プログラミングの未経験者でも、CUDA言語によるGPGPUは比較的簡単に始めることが出来ます。何十枚ものGPUを使って様々なパラメータによるシミュレーションを同時に流せれば、最適な組み合わせを短時間で見つけることも可能ですが、通常はMPIなどの並列言語を使用する必要があります。我々の開発したDS-CUDAを用いれば、OpenMPやMPIを使用しなくても複数枚のGPUを簡単に使用することが出来ます。東工大のTSUBAMEの1,024GPUを使用した例を報告します。
1998年 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 博士課程修了
2001年 理化学研究所ゲノム科学総合研究センター 研究員
2007年 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 特別研究講師
2009年 電気通信大学 准教授
2013年 同大教授
分子動力学シミュレーション専用計算機の開発、GPUやPS3による高速化等の研究に従事。学術博士。
1996年日経サイエンス社主催第2回Computer Visualization Contest最優秀賞、2000年、2006年、2009年 IEEE Gordon Bell Prize各受賞
情報処理学会、人工知能学会、IEEE Computer Society各会員

開催概要

日 時
2014年9月26日(金) 10:00 - 19:00  *受付9:30より
会 場
東京コンファレンスセンター・品川 5階
〒108-0075 東京都港区港南1-9-36 アレア品川5階
アクセス:JR品川駅港南口(東口)より徒歩2分
M A P
参 加 費
無料(懇親会含む) *事前登録制となります。
定 ​員
400名  *定員になり次第、締め切らせていただきます。
主 ​催
プロメテック・ソフトウェア株式会社
共 ​催
G-DEP 日本GPUコンピューティングパートナーシップ
ダイヤモンドスポンサー
エヌビディア ジャパン
プラチナスポンサー
株式会社構造計画研究所
富士通株式会社
菱洋エレクトロ株式会社
日本マイクロソフト株式会社
株式会社エルザジャパン
ゴールドスポンサー
日本電気株式会社
株式会社ヴァイナス
シルバースポンサー
ファンクションベイ株式会社
株式会社アーク情報システム
Infiniware株式会社
株式会社ファソテック
株式会社くいんと
テックウインド株式会社
カタログスポンサー
NAFEMS LTD.
株式会社ソフテック
トーワ電機株式会社
有限会社イワタシステムサポート
株式会社サイコム

Program & Summary

Prometech Simulation Conference
午前の部
受付 9:30-10:00(30分)
開会ご挨拶 10:00-10:05(5分)
東京大学
産学連携本部 イノベーション推進部
長谷川 克也 様
招待講演 ​10:05-10:45(40分)
日本のものづくり これからを考える ~情報技術の視点から見た製造業の変革~
独立行政法人 科学技術振興機構
CRDS上席フェロー
岩野 和生 様
主催講演 ​10:45-11:25(40分)
The Computational Reality ~粒子法とプロメテックが切り拓く10年後の世界~
プロメテック・ソフトウェア株式会社
代表取締役社長
藤澤 智光
休憩 ​11:25-11:30(5分)
パートナー講演 ​11:30-12:00(30分)
機構解析からみた世界のものづくりとCAE ※英語での講演となります。
Professor, Department of Mechanical Engineering, Kyung Hee University
Board member and founder of FunctionBay, Inc.
Jinwhan Choi
来賓ご挨拶 ​12:00-12:10(10分)
株式会社構造計画研究所
代表取締役社長 CEO
服部 正太 様
昼食休憩 ​(85分)
Prometech Simulation Conference
午後の部
GPU Computing Workshop
for Advanced Manufacturing
粒子法セッション1
会場:ホールA
粒子法セッション2
会場:ホールB
GPU Computing Workshop
会場:会議室501
事例講演 A1
​13:30-14:00(30分)
事例講演 B1
​13:30-14:00(30分)
NVIDIAスペシャル
​13:30-14:30(60分)
鉄鋼製造プロセスにおけるスプレー冷却水の挙動解析
新日鐵住金株式会社
設備・保全技術センター 機械技術部
機械技術開発室長

山崎 伯公 様
流体解析を利用した微細藻類ユーグレナの最適な大規模培養条件の検討
株式会社ユーグレナ
取締役 研究開発部長
鈴木 健吾 様
CUDA6/OpenACCで身近になるGPUコンピューティング
エヌビディア
シニアデベロッパーテクノロジーエンジニア
成瀬 彰 様
事例講演 A2
​14:00-14:30(30分)
事例講演 B2
​14:00-14:30(30分)
グラフィックスをいつでも、どこでも、どんなデバイスからも利用できるNVIDIA GRID
エヌビディア
エンタープライズソリューションプロダクト事業部 ソリューションアーキテクト
澤井 理紀 様
Particleworksによる底面水抜きスクリーン上の土石流シミュレーション
株式会社キタック
東京支店
係長

池田 一 様
3次元嚥下動態シミュレータ"Swallow Vision®" を用いた嚥下動作中の食品物性変化の数値的な可視化
株式会社 明治
技術開発研究所 素材開発研究部 素材開発G
G長

神谷 哲 様
休憩(15分)
製品紹介
14:45-15:15(30分)
GPU講演1
14:45-15:15(30分)
Particleworks最新バ-ジョン6.0のご紹介
プロメテック・ソフトウェア株式会社
製品開発部 部長 
政家 一誠
エンジニアリング部 
山井 三亀夫
サテライト(ホールAより中継) X線CTによる3次元デジタルイメージングと超並列計算によるボクセルFEM解析
岐阜大学
工学部 機械工学科 准教授
永井 学志 様
事例講演 A3
15:15-15:45(30分)
事例講演 B3
15:15-15:45(30分)
GPU講演2
15:15-15:45(30分)
自動車用トランスミッション、トランスファー開発におけるParticleworks適用事例
株式会社ユニバンス
情報管理部 ITシステムグループ
藤田 直裕 様
Particleworksによる高粘性樹脂の(圧縮)流動解析~解析パラメータの影響についての一考察~
積水エンジニアリング株式会社
テクノソリューション部
部長

椎名 陽一 様
粒子法シミュレーションコードの実装を通したIntel x86 CPU, Fujitsu Sparc64 CPU, Intel Xeon Phi, GPUコンピューティングの比較
東京大学大学院
工学系研究科 システム創成学専攻 助教
室谷 浩平 様
休憩(15分)
技術紹介
16:00-16:30(30分)
事例講演 B4
16:00-16:30(30分)
GPU講演3
16:00-16:30(30分)
Particleworks & LS-DYNA連携解析の製品開発への応用事例
プロメテック・ソフトウェア技術顧問
株式会社トクラシミュレーションリサーチ
代表取締役
戸倉 直 様
DEMによる固体樹脂の圧縮挙動予測とDEM-MPS連成による溶融可塑化解析
株式会社日本製鋼所
広島研究所
課長

富山 秀樹 様
チュートリアルThrust
プロメテック・ソフトウェア株式会社
製品開発部
シニアエンジニア

北岡 伸也
事例講演 A4
16:30-17:00(30分)
事例講演 B5
16:30-17:00(30分)
GPU講演4
16:30-17:00(30分)
デンソーにおける粒子法活用に向けた取り組み
株式会社デンソー
技術開発センター デジタルエンジニアリング室
担当係長

服部 豪 様
バイオオイル製造装置設計におけるParticleworks適用事例
独立行政法人 産業技術総合研究所
研究員
細貝 聡 様
PGI CUDA FortranとGPU最適化ライブラリの一連携法
沼津工業高等専門学校

電子制御工学科 講師

出川 智啓 様
休憩(10分)
基調講演
​17:10-17:50(40分)
GPU基調講演
​17:10-17:50(40分)
粒子法シミュレーションの最前線
東京大学大学院
工学系研究科 システム創成学専攻 教授
越塚 誠一 先生
 サテライト(ホールAより中継) マルチGPUの活用を簡単にする仮想化技術
電気通信大学
情報理工学部 情報・通信工学科 教授
成見 哲 様
閉会ご挨拶
17:50-17:55
閉会ご挨拶
17:50-17:55
東京大学・東洋大学 名誉教授
 IACM(国際計算力学連合)前会長
​プロメテック・ソフトウェア株式会社 名誉顧問

矢川 元基 先生
サテライト(ホールAより中継) エヌビディアジャパン
エンタープライズ ソリューションプロダクト事業部
事業部長

杉本 博史 様 
懇親会
18:00-19:30
懇親会の会場は展示会場(ホワイエ)で行います。

スポンサー&展示製品のご紹介

本カンファレンスは、多くのスポンサーの皆様に支えられて開催しております。
​皆様のご支援とご協力に心より感謝申し上げます。
共催

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G-DEP 日本GPUコンピューティングパートナーシップ

ダイヤモンドスポンサー

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エヌビディア合同会社

エヌビディアGPUコンピューティングが加速するParticleworks​
世界最高速、最高電力効率を誇るアクセラレータNVIDIA TeslaをCPUの超並列コプロセッサとして使うことでParticleworksなどのCAEソフトウェアも加速されています。エヌビディアブースでは最新のGPUコンピューティングソリューションをご紹介します。
プラチナスポンサー

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株式会社 構造計画研究所

粒子法Particleworks×SDK×格子法FloEFDが実現する新たな可能性
粒子法Particleworksは、SDKを用いることで独自の物理モデルを組み込むことが可能になります。
構造計画研究所ブースではSDKを用いた解析事例や、粒子法Particleworksと格子法FloEFDの連成事例をご紹介いたします。
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日本マイクロソフト株式会社

Microsoft Azure HPC
Microsoft Azureはマイクロソフトが世界規模で展開するパブリッククラウドサービスです。今年は日本で東阪2リージョンを開設。16コアのXeonプロセッサ,112GBメモリ,QDR InfiniBandを装備した高性能インスタンスもご利用いただけます。
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富士通株式会社

粒子法Particleworksにおける解析プラットフォーム導入のポイント
富士通は、設計開発のお客様から最先端研究を行うお客様まで、幅広く計算リソースを提供し、今回は粒子法ソフトウェア「Particleworks」に関して、GPUからPCクラスタまで、最適な解析プラットフォームを選ぶポイントをご紹介します。
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株式会社エルザジャパン

Supermicro 4027GR-TR 8GPU System
Supermicro 4027GR-TRT は NVIDIA Tesla を8枚搭載して利用でき、1台のPCサーバーとしては最大級の演算性能を提供するプラットフォームです。8本のPCIeバスは演算性能を最大化できるGen3 x16を備えています。
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菱洋エレクトロ株式会社

NVIDIA Jetson TK1
NVIDIA Jetson TK1は、GPUのパワーを組み込みアプリケーション用に開発するのに必要なものを提供します。CUDAを使用可能で、マシンビジョン、コンピュータビジョン、ロボットなど様々な用途での活用が期待できます。
ゴールドスポンサー

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日本電気株式会社

HPCソリューション「LXシリーズ」
NECが永年、HPC分野で培った幅広い経験やアプリケーションノウハウを基に、HPCクラスタシステムで必要とされる様々なコンポーネントを組み合わせて、お客様の利用環境に合わせた最適なソリューションを提供します。
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株式会社ヴァイナス‎

可視化ポストプロセッサ FieldView 14
マルチHPCサーバゲートウェイ CCNV
FieldView 14は数億粒子といった大規模CFD解析結果の可視化にも強く、クラウドコンピューティング支援ツールCCNVの利用により解析結果を設計チームで迅速に共有でき製品開発期間を短縮します。
シルバースポンサー

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ファンクションベイ株式会社
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株式会社ファソテック
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株式会社アーク情報システム
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株式会社くいんと
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Infiniware株式会社
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テックウインド株式会社 
カタログスポンサー

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NAFEMS LTD.
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有限会社イワタシステムサポート​
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株式会社ソフテック
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株式会社サイコム
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トーワ電機株式会社

講演概要一覧

主催講演

Prometech Simulation Conference 午前の部​(全セッション共通)
10:45-11:25(40分)​|  ホールA&B [5階]
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主催講演​

The Computational Reality ~粒子法とプロメテックが切り拓く10年後の世界~


プロメテック・ソフトウェア株式会社 代表取締役社長
藤澤 智光

プロメテックは、産業界のユーザーとともに、粒子法の実用化に向けたチャレンジをつづけ、今年10周年を迎えることができました。現在、粒子法をエンジニアリングに活用する試みは、自動車・化学・素材分野から食品・医薬分野にまで大きな広がりを見せています。本講演では、粒子法を産業に応用した実績とその際の課題、そして、粒子法とプロメテックがこれから目指す未来の姿についてお話ししたいと思います。また、ユーザー・研究者・ビジネスパートナーとともに、Particleworksを世界で競争力のあるソフトウェアとしていくための新たな取り組みについてもご紹介したいと思います。
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パートナー講演

Prometech Simulation Conference 午前の部​(全セッション共通)
11:30-12:00(30分)​​|  ホールA&B [5階]
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​パートナー講演

機構解析からみた世界のものづくりとCAE ※英語での講演となります。


Professor, Department of Mechanical Engineering, Kyung Hee University
Board member and founder of FunctionBay, Inc.
Jinwhan Choi

近年、開発の現場においては、複雑な部品やサブシステムで構成される多様な機械製品を信頼性高く設計するために、時間を浪費し多額の費用がかかる物理的な実験よりもCAEが活用されるようになってきました。このような開発のニーズに応えるため、各部品単位やシステムレベルまで一括した解析が可能なマルチボディダイナミクスが広く活用されている。さらに他の物理分野との連携解析も、解析者に特別な負担を強いることなく、より容易に可能となってきました。
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粒子法セッション1

Prometech Simulation Conference 午後の部
13:30-14:0(30分)​|  ホールA [5階]
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事例講演A1

鉄鋼製造プロセスにおけるスプレー冷却水の挙動解析


新日鐵住金株式会社 設備・保全技術センター 機械技術部 機械技術開発室長
山崎 伯公 様

鉄鋼製造プロセスにおいて、種々のスプレーによる冷却が広く適用されている。高温の対象物を均一かつ所定の冷却速度で冷やすことが重要である。大量に水を使う場合が多く、スプレー水の挙動を把握することが求められる。そこで、自由表面の解析に優れるMPS法を適用し、スプレー水の流動挙動を可視化することを試みた。解析精度の定量的な評価指標として、流量・水量密度・衝突圧力等を提案し実測値との比較を行ったので報告する。

粒子法セッション1

Prometech Simulation Conference 午後の部
14:00-14:30(30分)​|  ホールA [5階]
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事例講演A2

Particleworksによる底面水抜きスクリーン上の土石流シミュレーション


株式会社キタック 東京支店 係長
池田 一 様

底面水抜きスクリーンは河床に配置するスノコ形状のスクリーンであり、土石流の固相と液相を分離する機能を有し、土石流の掃流力を低減することができる土石流対策工です。本稿では、底面水抜きスクリーンの最適な仕様を設定するため、底面水抜きスクリーンに流れ込む土石流の流下過程の再現を試みました。土石流の移動距離は実験と近い結果を得ることができ、本稿の解析方法は土石流を再現するための適用性を有することが示されました。

粒子法セッション1

Prometech Simulation Conference 午後の部
15:15-15:45(30分)​|  ホールA [5階]
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事例講演A3

自動車用トランスミッション、トランスファー開発におけるParticleworks適用事例


株式会社ユニバンス 情報管理部 ITシステムグループ
藤田 直裕 様

トランスミッションやトランスファーの構成部品は、オイル潤滑によって性能を維持しています。そのため、ギヤやチェーンでオイルを攪拌し、各部品に必要量のオイルを供給しなければいけません。しかし、かき上げられるオイルの流れは複雑で、目視による流れの確認は難しく、各部品へのオイル供給量の予測が困難です。この現象をParticleworksで可視化した内容について紹介します。

粒子法セッション1

Prometech Simulation Conference 午後の部
16:00-16:30(30分)​|  ホールA [5階]
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技術紹介

Particleworks & LS-DYNA連携解析の製品開発への応用事例


プロメテック・ソフトウェア株式会社 技術顧問
株式会社トクラシミュレーションリサーチ 代表取締役
戸倉 直 様

工業製品の設計・開発において、構造体と流体との相互作用を考慮した強度評価がしばしば必要となります。工業製品に関連する流体挙動はその多くが非圧縮とみなすことができるため、非圧縮流れを扱うParticleworksはこのような問題に適したソフトウェアであるといえます。本講演ではParticleworksと動的陽解法FEMソフトウェアLS-DYNAとの連携による効率的な解析手法を紹介します。

粒子法セッション1

Prometech Simulation Conference 午後の部
16:30-17:00​(30分)​|  ホールA [5階]
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事例講演A4

デンソーにおける粒子法活用に向けた取り組み


株式会社デンソー 技術開発センター デジタル・エンジニアリング室 担当係長
服部 豪 様

弊社にてParticleworksの活用推進に取り組んでおり、昨年度はモータ冷却油流れのシミュレーション技術を確立しました。粒子法の活用範囲を広げるべく他製品/他テーマへの適用を検討しています。しかし、物理モデルが十分でなく、製品開発・設計への活用に至らないケースが多くあります。本発表では、弊社における粒子法活用に向けた取り組み事例を紹介するとともに、プロメテック殿に対し、基本機能と体制の強化をお願いしたいと思います。

粒子法セッション2

Prometech Simulation Conference 午後の部
13:30-14:00(30分)​|  ホールB [5階]
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事例講演B1

流体解析を利用した微細藻類ユーグレナの最適な大規模培養条件の検討


株式会社ユーグレナ 取締役 研究開発部長
鈴木 健吾 様

現在、水中で光合成を行い増殖することができる藻類のバイオマス利用について世界中で開発が進んでいます。しかし、大きなスケールで培養テストを行うと、費用や時間が大きくかかります。そこで大きなスケールで藻類の培養を行う際に、流体シミュレーションを行うことで、実証に必要な開発プロセスを削減し効率的に開発を進められる可能性があります。本発表では、シミュレーションを行った一部の結果の紹介と、将来の利用可能性について言及します。

粒子法セッション2

Prometech Simulation Conference 午後の部
14:00-14:30(30分)​|  ホールB [5階]
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事例講演B2

3次元嚥下動態シミュレータ“Swallow Vision®”を用いた嚥下動作中の食品物性変化の
数値的な可視化


株式会社明治 技術開発研究所 素材開発研究部 素材開発G G長
神谷 哲 様

超高齢化社会の日本において、高齢者の誤嚥性肺炎のリスクを低減し、健康寿命の延伸を目指すことは社会的に重要な課題となっています。独自作成された3次元嚥下動態シミュレータ“Swallow Vision®”は、人が食品を食べる時、飲む時の様子を詳細に目視で確認できるほか、嚥下動作中の食塊の物性値の変化や食塊が生体器官に与える力の大きさなどを知ることができます。講演では“Swallow Vision®”を通して見える、食品嚥下に関する”Vision”(将来、可能性、夢)についてご説明いたします。

粒子法セッション2

Prometech Simulation Conference 午後の部
15:15-15:45(30分)​|  ホールB [5階]
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事例講演B3

Particleworks による高粘性樹脂の(圧縮) 流動解析 ~解析パラメータの影響についての一考察~


積水エンジニアリング株式会社 テクノソリューション部 部長
​椎名 陽一 様​

流体の数値解析においては、安定的な解析を進行させるための時間刻みを制約する各種パラメータのほかにも、パラメータがありますが、Particleworksにも設定されている圧力緩和係数については、これまでには触れられた事例紹介に記憶がありません。今回、高粘性樹脂(ペースト状)のプレス(圧縮)成型へのPw適用を検討した際に、このパラメータの影響を体験しましたのでご紹介します。

粒子法セッション2

Prometech Simulation Conference 午後の部
16:00-16:30(30分)​|  ホールB [5階]
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事例講演B4

DEMによる固体樹脂の圧縮挙動予測とDEM-MPS連成による溶融可塑化解析


株式会社日本製鋼所 広島研究所 課長
富山 秀樹 様

樹脂流体を対象とした押出成形解析において、固体原料をDEMで、溶融体をMPSでモデル化し、さらにそれを連成することで溶融可塑化挙動を予測する手法を開発しています。実際の固体樹脂は若干の弾性力を有するため、DEMでその挙動を表現することが大きな課題となっています。今回はこのDEM演算モデルの改良と実現象との比較を行うことを中心に、樹脂成形分野への粒子法適用の可能性についてご報告します。

粒子法セッション2

Prometech Simulation Conference 午後の部
16:30-17:00(30分)​|  ホールB [5階]
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事例講演B5

バイオオイル製造装置設計におけるParticleworks適用事例


独立行政法人 産業技術総合研究所 研究員
細貝 聡 様

バイオマスからバイオオイルを製造するプロセスとして、熱媒体をスクリューで搬送し、熱媒体とバイオマスを接触させて急速加熱するプロセスがあります。このプロセスでは粒子状の熱媒体とバイオマスが接触しながら加熱され、同時に粉砕されます。バイオマス粒子がスクリュー搬送時にどのように加熱され、どのような履歴をたどるのかを、Particleworksの離散要素法(DEM)機能を用いて解析し、その解析事例をご紹介します。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
13:30-14:30(60分)​|  会議室501 [5階]
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NVIDIAスペシャル

CUDA6/OpenACCで身近になるGPUコンピューティング


エヌビディア シニアデベロッパー テクノロジーエンジニア
成瀬 彰 様

GPUコンピューティングの用途が広がるに従い、シミュレーションを単に高速化するのではなく、より簡単に高速化できる技術に対する要求が高まっています。本講演では、CUDA6で導入されたGPUコンピューティングをより使いやすくする技術や、従来コードにディレクティブを挿入するだけでGPUを使えるOpenACCの適用事例などをご紹介します。
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グラフィックスをいつでも、どこでも、どんなデバイスからも利用できるNVIDIA GRID


エヌビディア エンタープライズソリューションプロダクト事業部 ソリューションアーキテクト
澤井 理紀 様​

リモートデスクトップのグラフィックスの性能が低いのは昔の話です。今ではNVIDIA GRIDによって、最も要求が厳しいエンジニアにも高性能なグラフィックスをクラウドやデータセンターから提供できるようになっています。NVIDIA GRID vGPUが、最大8つの仮想マシンから1つのGPUを同時に共有することで、グラフィックスリソースを高密度に集約し、柔軟に最適に配分できます。本講演では、仮想環境ならではのグラフィックスの活用方法と最新の活用事例を説明します。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
14:15-15:15(30分)​|  会議室501 [5階]
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GPU講演1

X線CTによる3次元デジタルイメージングと超並列計算によるボクセルFEM解析


岐阜大学 工学部 機械工学科 数理デザイン工学科 准教授
永井 学志 様

GPUやMPIクラスタのような超並列計算機でしか計算速度を稼げなくなっている昨今、FEMの最大の特徴である任意幾何形状を非構造格子でメッシングするメリットが少しずつ薄れつつあります。複合材料などの限られた問題においては、X線CTなどの3次元デジタル画像撮像を用いて、要素を立方体形状に限定するボクセルFEM解法 ― 超並列化との相性が良い ― もあってよいように思います。この考え方に基づき、本発表では固体のボクセルFEM解析のGPU超並列化とMPI超並列化について述べさせていただきます。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
15:15-15:45(30分)​|  会議室501 [5階]
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GPU講演2

粒子法シミュレーションコードの実装を通したIntel x86 CPU, Fujitsu Sparc64 CPU, Intel Xeon Phi, GPUコンピューティングの比較


東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 助教
室谷 浩平 様

 Intel x86 CPU向けに開発されたMPS陽解法コードをFujitsu Sparc64 CPU, Intel Xeon Phi, GPU向けに移植していく際に、チューニング効果が高かった改良点を、各プロセッサー/アクセラレータごとに紹介します。各アーキテクチャーの現状の実行性能もあわせて紹介させていただきます。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
16:00-16:30(30分)​|  会議室501 [5階]
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GPU講演3

チュートリアルThrust


プロメテック・ソフトウェア株式会社 製品開発部 シニアエンジニア
北岡 伸也

CUDA Toolkit に付属しているThrust ライブラリを紹介します。ThrustはC++ STLのインタフェースを踏襲した並列アルゴリズム・ライブラリです;動作環境としてCUDAだけでなく、TBBやOpenMPなどにも対応しています。講演では、その基本的な使い方から発展的な使い方まで具体例を示しつつ詳説します。また応用例として、ギブンス回転によるQR分解を利用した連立一次方程式ソルバーの実装方法を示します。そして、小さな方程式をたくさん解いたときのパフォーマンスを、OpenMPとMKLによる実装と比較します。

GPUテクニカルセッション

GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing
16:30-17:00(30分)​|  会議室501 [5階]
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GPU講演4

PGI CUDA FortranとGPU最適化ライブラリの一連携法


沼津工業高等専門学校 電子制御工学科 講師
出川 智啓 様

近年、GPGPUの一般化に伴ってGPUに最適化された様々なライブラリが登場しています。それらの大半はCUDA Cでの利用を想定していますが、CUDA Fortranからそれらライブラリを利用できれば、CUDA Fortranの利用用途が格段に広がります。GPUに最適化されたライブラリとの連携法として、Fortran2003の機能であるiso_c_binding構文を利用する方法を示し、cuRANDやcuSPARSEライブラリを使った例をご紹介します。

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