Prometech Simulation Conference 2014
The next decade of the MPS method and Prometech Software
~ ものづくりの新たな発想と可能性を求めて ~
~ ものづくりの新たな発想と可能性を求めて ~
「GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing」同時開催
2014年9月26日(金) 東京コンファレンスセンター・品川
2014年9月26日(金) 東京コンファレンスセンター・品川
プロメテック・ソフトウェアは、日本発のシミュレーション技術の事業化とそのグローバル展開を目的として、2004年10月に設立されました。以来、東京大学発ベンチャーとして粒子法(MPS法)・HPC技術・CG技術を結集した事業を積極的に展開し、2009年、満を持して革新的CAEソフトウェア「Particleworks」をリリースいたしました。そして本年、自動車・機械・素材・化学・電機・食品・消費財・医療・土木・防災・エネルギーなど、幅広い分野にわたる産業界の皆様をはじめ、グローバルに拡がりつつあるパートナー各社様、そして日頃よりご親交いただいている大学関係者の皆様のご支援を受けながら、10周年という大きな節目の年を迎えます。
本カンファレンスでは、"The next decade of the MPS method and Prometech Software ~ものづくりの新たな発想と可能性を求めて~"をテーマに、新たに踏み出すこれからの10年へ向けたプロメテックの取り組みや展望、Particleworks 開発ロードマップのご紹介、製造業におけるユーザー事例の発表、大学における粒子法シミュレーション最新研究のご報告など、世界をリードし高付加価値ものづくりを実践されている製造業の皆様へ、刺激的かつ有益な情報をご提供いたします。
また、同時開催する「GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing」では、注目のNVIDIAスペシャルをはじめ、製造業へ浸透しつつあるGPUコンピューティングの最新情報や研究成果を中心に、GPUコンピューティングを「使う」から「使いこなす」ために有益な情報を発信いたします。
Prometech Simulation Conference 2014へ、皆様を会場でお待ちしています。
プロメテック・ソフトウェア株式会社
招待講演・特別講演・基調講演
日本のものづくり これからを考える ~情報技術の視点から見た製造業の変革~独立行政法人 科学技術振興機構 CRDS上席フェロー
岩野 和生 様
クラウドコンピューティング、ビッグデータなどの情報技術(IT)の進展について触れ、それらがもたらす製造業への変革の意味を述べます。 1975年 東京大学理学部数学科卒業後、日本アイ・ビー・エム(株)入社。 1987年 米国Princeton大学Computer Science学科よりPh. D.取得。 1995年から2000年まで東京基礎研究所 所長、その後、米国ワトソン研究所をオートノミックコンピューティング担当Directorなどを経て、2002年より先進事業(Emerging Business) 担当取締役、 2004年より大和ソフトウエア開発研究所 所長を担当し、2009年より未来価値創造事業担当執行役員VP。 2011年よりスマーターシティー技術戦略担当 執行役員VP。 2012年より三菱商事株式会社 ビジネスサービス部門顧問。 2012年より独立行政法人 科学技術振興機構 研究開発戦略センター上席フェロー。現在に至る。 東京工業大学客員教授。情報処理学会フェロー、日本学術会議連携会員。IEEE、ACM、SIAM会員。 |
粒子法シミュレーションの最前線東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授
越塚 誠一 先生
粒子法はメッシュを必要としない連続体力学のシミュレーション手法で、自由表面や界面の複雑な運動を扱うことが容易です。日本は粒子法の研究の最先端を切り開いており、商用コードが開発されて産業への適用も進んでいます。ここでは日本および海外での粒子法シミュレーションの研究の最前線についてご紹介します。 2004年 東京大学大学院 工学系研究科 システム量子工学専攻 教授 2005年 プロメテック・ソフトウェア株式会社 取締役 2006年 東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授 2008年 上海交通大学 客員教授 <主な受賞> 2003年 日本原子力学会 賞論文賞特賞 2004年 日本機械学会 計算力学部門業績賞 2006年 日本学術振興会賞 2010年 日本計算工学会 川井メダル |
【同時開催】GPU Computing Workshop for Advanced Manufacturing 基調講演
マルチGPUの活用を簡単にする仮想化技術電気通信大学 情報理工学部 情報・通信工学科 教授
成見 哲 様
並列プログラミングの未経験者でも、CUDA言語によるGPGPUは比較的簡単に始めることが出来ます。何十枚ものGPUを使って様々なパラメータによるシミュレーションを同時に流せれば、最適な組み合わせを短時間で見つけることも可能ですが、通常はMPIなどの並列言語を使用する必要があります。我々の開発したDS-CUDAを用いれば、OpenMPやMPIを使用しなくても複数枚のGPUを簡単に使用することが出来ます。東工大のTSUBAMEの1,024GPUを使用した例を報告します。 1998年 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 博士課程修了 2001年 理化学研究所ゲノム科学総合研究センター 研究員 2007年 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 特別研究講師 2009年 電気通信大学 准教授 2013年 同大教授 分子動力学シミュレーション専用計算機の開発、GPUやPS3による高速化等の研究に従事。学術博士。 1996年日経サイエンス社主催第2回Computer Visualization Contest最優秀賞、2000年、2006年、2009年 IEEE Gordon Bell Prize各受賞 情報処理学会、人工知能学会、IEEE Computer Society各会員 |
開催概要
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2014年9月26日(金) 10:00 - 19:00 *受付9:30より |
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東京コンファレンスセンター・品川 5階
〒108-0075 東京都港区港南1-9-36 アレア品川5階 アクセス:JR品川駅港南口(東口)より徒歩2分 |
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無料(懇親会含む) *事前登録制となります。 |
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400名 *定員になり次第、締め切らせていただきます。 |
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プロメテック・ソフトウェア株式会社 |
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Program & Summary
スポンサー&展示製品のご紹介
本カンファレンスは、多くのスポンサーの皆様に支えられて開催しております。
皆様のご支援とご協力に心より感謝申し上げます。
皆様のご支援とご協力に心より感謝申し上げます。
共催
ダイヤモンドスポンサー
プラチナスポンサー
株式会社 構造計画研究所粒子法Particleworks×SDK×格子法FloEFDが実現する新たな可能性
粒子法Particleworksは、SDKを用いることで独自の物理モデルを組み込むことが可能になります。
構造計画研究所ブースではSDKを用いた解析事例や、粒子法Particleworksと格子法FloEFDの連成事例をご紹介いたします。 |
日本マイクロソフト株式会社Microsoft Azure HPC
Microsoft Azureはマイクロソフトが世界規模で展開するパブリッククラウドサービスです。今年は日本で東阪2リージョンを開設。16コアのXeonプロセッサ,112GBメモリ,QDR InfiniBandを装備した高性能インスタンスもご利用いただけます。
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富士通株式会社粒子法Particleworksにおける解析プラットフォーム導入のポイント
富士通は、設計開発のお客様から最先端研究を行うお客様まで、幅広く計算リソースを提供し、今回は粒子法ソフトウェア「Particleworks」に関して、GPUからPCクラスタまで、最適な解析プラットフォームを選ぶポイントをご紹介します。
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株式会社エルザジャパンSupermicro 4027GR-TR 8GPU System
Supermicro 4027GR-TRT は NVIDIA Tesla を8枚搭載して利用でき、1台のPCサーバーとしては最大級の演算性能を提供するプラットフォームです。8本のPCIeバスは演算性能を最大化できるGen3 x16を備えています。
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菱洋エレクトロ株式会社NVIDIA Jetson TK1
NVIDIA Jetson TK1は、GPUのパワーを組み込みアプリケーション用に開発するのに必要なものを提供します。CUDAを使用可能で、マシンビジョン、コンピュータビジョン、ロボットなど様々な用途での活用が期待できます。
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ゴールドスポンサー
日本電気株式会社HPCソリューション「LXシリーズ」
NECが永年、HPC分野で培った幅広い経験やアプリケーションノウハウを基に、HPCクラスタシステムで必要とされる様々なコンポーネントを組み合わせて、お客様の利用環境に合わせた最適なソリューションを提供します。
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株式会社ヴァイナス可視化ポストプロセッサ FieldView 14
マルチHPCサーバゲートウェイ CCNV FieldView 14は数億粒子といった大規模CFD解析結果の可視化にも強く、クラウドコンピューティング支援ツールCCNVの利用により解析結果を設計チームで迅速に共有でき製品開発期間を短縮します。
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シルバースポンサー
カタログスポンサー
講演概要一覧
主催講演The Computational Reality ~粒子法とプロメテックが切り拓く10年後の世界~
プロメテック・ソフトウェア株式会社 代表取締役社長
藤澤 智光 プロメテックは、産業界のユーザーとともに、粒子法の実用化に向けたチャレンジをつづけ、今年10周年を迎えることができました。現在、粒子法をエンジニアリングに活用する試みは、自動車・化学・素材分野から食品・医薬分野にまで大きな広がりを見せています。本講演では、粒子法を産業に応用した実績とその際の課題、そして、粒子法とプロメテックがこれから目指す未来の姿についてお話ししたいと思います。また、ユーザー・研究者・ビジネスパートナーとともに、Particleworksを世界で競争力のあるソフトウェアとしていくための新たな取り組みについてもご紹介したいと思います。
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パートナー講演機構解析からみた世界のものづくりとCAE ※英語での講演となります。Professor, Department of Mechanical Engineering, Kyung Hee University
Board member and founder of FunctionBay, Inc. Jinwhan Choi 近年、開発の現場においては、複雑な部品やサブシステムで構成される多様な機械製品を信頼性高く設計するために、時間を浪費し多額の費用がかかる物理的な実験よりもCAEが活用されるようになってきました。このような開発のニーズに応えるため、各部品単位やシステムレベルまで一括した解析が可能なマルチボディダイナミクスが広く活用されている。さらに他の物理分野との連携解析も、解析者に特別な負担を強いることなく、より容易に可能となってきました。
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事例講演B23次元嚥下動態シミュレータ“Swallow Vision®”を用いた嚥下動作中の食品物性変化の
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グラフィックスをいつでも、どこでも、どんなデバイスからも利用できるNVIDIA GRIDエヌビディア エンタープライズソリューションプロダクト事業部 ソリューションアーキテクト
澤井 理紀 様 リモートデスクトップのグラフィックスの性能が低いのは昔の話です。今ではNVIDIA GRIDによって、最も要求が厳しいエンジニアにも高性能なグラフィックスをクラウドやデータセンターから提供できるようになっています。NVIDIA GRID vGPUが、最大8つの仮想マシンから1つのGPUを同時に共有することで、グラフィックスリソースを高密度に集約し、柔軟に最適に配分できます。本講演では、仮想環境ならではのグラフィックスの活用方法と最新の活用事例を説明します。
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GPU講演1X線CTによる3次元デジタルイメージングと超並列計算によるボクセルFEM解析岐阜大学 工学部 機械工学科 数理デザイン工学科 准教授
永井 学志 様 GPUやMPIクラスタのような超並列計算機でしか計算速度を稼げなくなっている昨今、FEMの最大の特徴である任意幾何形状を非構造格子でメッシングするメリットが少しずつ薄れつつあります。複合材料などの限られた問題においては、X線CTなどの3次元デジタル画像撮像を用いて、要素を立方体形状に限定するボクセルFEM解法 ― 超並列化との相性が良い ― もあってよいように思います。この考え方に基づき、本発表では固体のボクセルFEM解析のGPU超並列化とMPI超並列化について述べさせていただきます。
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GPU講演3チュートリアルThrustプロメテック・ソフトウェア株式会社 製品開発部 シニアエンジニア
北岡 伸也 CUDA Toolkit に付属しているThrust ライブラリを紹介します。ThrustはC++ STLのインタフェースを踏襲した並列アルゴリズム・ライブラリです;動作環境としてCUDAだけでなく、TBBやOpenMPなどにも対応しています。講演では、その基本的な使い方から発展的な使い方まで具体例を示しつつ詳説します。また応用例として、ギブンス回転によるQR分解を利用した連立一次方程式ソルバーの実装方法を示します。そして、小さな方程式をたくさん解いたときのパフォーマンスを、OpenMPとMKLによる実装と比較します。
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